JCB 京都 妙心寺 退蔵院 特別拝観と御守作り体験レポート

京都

2022.5.26

妙心寺 退蔵院
特別拝観と御守作り体験

MADE BY JCB 開催レポート

【この企画は】

退蔵院の特別拝観(通常非公開部分)と、自身のために、大切な家族や友人のために、
世界でひとつだけの御守作りを体験しました。
※当日は新型コロナウイルス感染症対策に留意して行いました。

春の退蔵院
御守と桜に想いをこめて

春の暖かさがほのかに感じられる4月の京都。京都市内は満開を迎えたソメイヨシノが多い中、ここ、妙心寺退蔵院の桜は、つまみ細工のかんざしのような愛らしいピンクの蕾が開花の時期を待っていた。

拝観受付の左手にある「庫裡(くり)玄関」(旧台所)から内部に入る。正面に方丈(本堂)があり、その右手にある書院(※通常非公開)へと進む。 御守は縄文時代の人々が魔除けとして勾玉を身に着けていたのが始まりと言われる。まずは「内符」と呼ばれる用紙に銘々に願い事を書いていく。御守の中身を開けること自体あまりないので、新鮮な気分になった。

次に、机にずらりと並んだちりめんと色紐から好きなものを選び、包んでいく。ちりめんの布があまりにも色鮮やかなので、「選ぶのに迷ってしまう」と他の参加者からも歓声が上がった。

内符をちりめんで包み、紐で口を閉じていく。思いを込めている分、他の寺社でお土産がわりに買う御守とはやっぱり一味違う。周りを見渡すと色とりどりの作品が並んでいた。友人や家族と感想を言いながら、和気藹々とした空気に包まれた。

その後、松山副住職より、退蔵院の歴史・庭についてのお話があった。退蔵院には室町時代の画聖・如拙(じょせつ)の描いた「瓢鮎図(ひょうねんず)」がある。小さい瓢箪で、大きなナマズをどう捉えるか?という禅問答が題材となっている。しかし、なぜ瓢“鮎”図と書くのか。これは中国ではナマズ=鮎の字で、“鯰”(なまず)は和製漢字なのだそう。では中国で鮎(あゆ)はどう書くのか?これは“香魚”というそうだ。今日作った御守にもナマズの印が押されているので、ご利益のあるナマズが見守ってくれているような気持ちになった。瓢鮎図の上部には禅問答に対する禅僧たちの答えが記されており、一度自分の答えを出してから拝見すると面白い。

方丈へ行き、松山副住職から御守にご祈祷していただいた。「勤行聖典」を一緒に唱和すると、日々の沈みがちな心が少し軽くなった。

特別拝観では「元信の庭」を鑑賞した。 不変の美を表現した「枯山水庭園」を正面から鑑賞すると、絵画をみているような整った美に息を飲む。 体験を終え、名勝庭園「余香苑」へ進む。島根県の足立美術館を作庭した中根金作氏が3年の月日をかけ手掛け、6本の紅枝垂桜が植えられている。満開時には濃いピンク色になり、他の桜とは違った趣を感じることができる。ピンクのシャワーが降り注ぐようで、幸せな気持ちになる。

庭の桜は蕾がほころび、春の訪れが待ち遠しい。遅咲きだからこそゆっくりと春を感じられることに贅沢な心地になる。椿も咲き誇り、色鮮やかな庭を楽しむことができた。
この景色を御守とともに持ち帰り、御守を目にするたびに温かい気持ちや春の軽やかな空気を感じられることだろう。

このイベントについて
開催日2022年4月3日(日)
会場名妙心寺 退蔵院(京都)
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