妙心寺 退蔵院 春の特別拝観と御守作り体験

京都

2021.5.17

妙心寺 退蔵院

JCB 春の特別拝観と御守作り体験

【この企画は】

桜が見頃になる妙心寺 退蔵院で、特別拝観と御守作り体験のプランをご用意。
まずはお好みの布や紐を選び、願い事を書いた内符を入れ、世界にひとつだけの御守作りを体験しました。
そして特別拝観では、通常非公開の「方丈」や枯山水庭園「元信の庭」鑑賞を人数限定でお楽しみいただきました。
※当日は新型コロナウイルス感染予防に留意して行いました。

春の妙心寺 退蔵院と
世界にひとつの御守作り

例年より全国的に桜の開花が早かったものの、京都市の北西に位置する退蔵院は中心部の桜より見頃が遅く、開催日の数日前に満開を迎えたところだった。
参加者は拝観受付の左手にある通常非公開の「庫裡(くり)玄関」(旧台所)から内部に入る。正面には方丈(本堂)があり、その右手にある書院へと進んだ。

御守作り体験は、まず銘々の願いを内符に記していく。御守というのは神仏に見守ってもらうためのしるしで、「願いを叶えるために努力するので、見ていてください」という決意表明のようなものだという。毎年、初詣や寺社を訪れた時にお土産代わりに求めることはあっても、改めてそう聞くと願いを書く手にも力が籠もる。

御守の外側は色とりどりのちりめんから選び、丁寧に折り目をつけて紐をあしらっていく。布地と紐の組み合わせにより、隣に座った方と全く違う印象になって面白い。それぞれの個性が出て、まさに世界にひとつだけの御守が完成した。

方丈へ戻り、作った御守にご祈祷をしていただいた。松山副住職と一緒に「勤行聖典」を唱和する。
少し視線を上げると緑の眩しい庭が見え、日々の疲れや下を向きがちな心に、清らかな光が差してくるのを感じた。読経の心地よいリズムもまた、心をスッキリとさせてくれる感覚があった。

ご祈祷のあと、引き続き他の非公開部分を拝観した。方丈の突き当りには「元信の庭」がある。室町時代の画聖・狩野元信の作品で、やぶ椿、松など常緑樹を主に植え、一年中変わらない美しさで「不変の美」を表現した枯山水庭園。まさに絵師の手による庭で、正座して眺めると額に入った絵のようにも見えてくる。

その横には室町時代の画僧・如拙(じょせつ)の描いた「瓢鮎図(ひょうねんず)」がある。小さい瓢箪で大きなナマズをどう捕らえるか?という禅問答が題材となっている。しかしなぜ瓢“鮎”図と書くのか。これは中国ではナマズ=鮎の字で、“鯰(ナマズ)”は和製漢字なのだそう。では中国で鮎(アユ)はどう書くのか?これは“香魚”と書くそうだ。今日作った御守の内符にもナマズの絵が描かれているので、ご利益のあるナマズが見守ってくれるような気がした。

御守というのは、目に見えない神仏と心を通わせる形を成したもので、今日はいつも以上に御守を通してお寺や仏様を身近に感じることができた。自分で気持ちを込めて作った御守にそっと触れると、何となくぬくもりが伝わってきたように感じた。

このイベントについて
開催日2021年4月4日(日)
会場名妙心寺 退蔵院(京都)
次のレポート妙心寺 退蔵院 夏の特別拝観
次のレポート清水寺改修バックステージツアー
TOPに戻る
RECOMMEND

続けて読みたい!あなたにオススメの記事

新しい体験をさらに探す

MADE BY JCBだから体験できる特別な時間。