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2016.12.21 JCB おとな塾 vol.3 歌舞伎鑑賞とバックステージ・レクチャー

日本文化を堪能する、特別鑑賞プラン
JCB おとな塾 vol.3 歌舞伎鑑賞とバックステージ・レクチャー(昼食付き)

知的好奇心を刺激する良質なエンターテインメントをお届けするJCB独自の企画「JCBおとな塾」。3回目の今回は、国立劇場開場50周年記念演目である『仮名手本忠臣蔵』の鑑賞と終演後に舞台セットや奈落を見学するバックステージ・レクチャーを実施した。

二人の人間国宝が競演!
国立劇場開場50周年記念 『仮名手本忠臣蔵』

開場50周年を記念する国立劇場では、10月から3ヵ月にわたり義太夫狂言の大作『仮名手本忠臣蔵』の全段を上演。義士たちが仇討ちを果たすまでを巧みな構成で描き出し、いまなお人々の心をとらえ続ける不朽の名作だ。

今回は「仮名手本忠臣蔵 第二部 四幕五場」。塩谷浪士の早野勘平と恋人のおかるが巡る運命の悲劇と、仇討ちの機会をうかがう大星由良之助の苦衷が描かれる「道行旅路の花聟(はなむこ)」、および五段目から七段目までを上演。出演は早野勘平役に尾上菊五郎、大星由良之助役に中村吉右衛門。この日は満員御礼であった。

歌舞伎初心者も楽しめるサポートが充実

国立劇場の入口で「JCBおとな塾」の受付を済ませた参加者には、公演プログラムと「お土産」のセット、そして音声ガイドのイヤホンが手渡される。歌舞伎初心者でも、登場人物やストーリーを把握しながら観劇することができるうれしいポイントだ。自分の座席を確認したら、開演までの間、公演プログラムに目を通して演目について予習するもよし、昭和の名建築と呼ばれる国立劇場の館内を散策するのもいいだろう。現在、伝統芸能情報館では、入場無料の「国立劇場50年の歩み展」も展示中。50年のあゆみを肌で感じていると、いよいよ開演の幕が上がる─

昼食は国立劇場の名店「十八番」で舌鼓

「道行旅路の花聟」の幕が下りたところで、35分間の休憩に。観客たちはお弁当を広げたり、お茶を飲んだり、思い思いの時を過ごすことができる。「JCBおとな塾」の参加者は、館内2階にあるレストラン「十八番」へ。席についてすぐにお弁当が出てくるので、休憩時間を有意義に過ごすことができる。ちなみに、お料理のお塩は、『忠臣蔵』とゆかりの深い「赤穂の塩」を使用し、甘味には「赤穂塩まんじゅう」が添えられていた。

花道も奈落も堪能!「バックステージ・レクチャー」

今回の「JCBおとな塾」には、公演後に「バックステージ・レクチャー」という貴重な機会が含まれている。ついさっきまで役者たちが芝居をしていた舞台の上や、その裏側に立ち、見学することができる。ガイドしていただいたのは国立劇場元舞台監督の松尾宰さん。舞台制作のエキスパートだ。まずは19メートルの「花道」を通って舞台へ。役者たちの息遣いがいまにも聞こえてきそうである。

舞台に立つと、さきほどまで客席から見ていた舞台に自分が立っていることへの興奮からか、参加者からはどよめきがおきた。撮影可能ということで、舞台から見える景色をカメラにおさめていた。

舞台上からの眺めも壮観だが、舞台裏の奥行きの広さにも驚かされる。背景や幕、天井から物を吊るための「バトン」が59本もあるのだ。また、上手、下手にはそれぞれ劇中に出てきた見覚えのある家屋や茶屋のセットが整然と並んでおり、感激もひとしおである。終演直後にも関わらず整理整頓されている舞台裏の光景には、プロの意識の高さを感じずにはいられない。

舞台の足元に目をやると、回転舞台の仕掛けが見える。これは「盆」と呼ばれるもので、今回の劇中にも場面転換の際、ステージがくるりとまわり、違うセットが登場していた。「これは、大きな茶筒が回ってるとイメージしてください」とガイドの松尾さん。舞台の下の「奈落」で、その大きな円柱を回すことで舞台が回転する仕組みだという。「みなさんも回ってみますか」という声の後、「盆」の回転がスタート。最速で40秒という速さで1回転。観客を惹き込む絶妙な舞台転換の「間」も、この速さに計算されているようだ。その後、一同は「奈落」へ。「縁の下の力持ち」とはまさにこのことである。

「JCBおとな塾」で上質な文化体験を

おそらく誰もが耳にしたことがある「歌舞伎」という日本の伝統芸能。実際に自分で見て感じることでその存在がグッと近いものになることは間違いない。演目はもちろんのこと、ご贔屓筋による「音羽屋!」「播磨屋!」などという掛け声を耳にできることもおもしろさのひとつだ。舞台に立つ役者だけでなく、その側で奏でる三味線やお囃子、裏方、そして観客がひとつになって「歌舞伎」が成り立つことが、今回の「JCB おとな塾 vol.3 歌舞伎鑑賞とバックステージ・レクチャー」で実感したことである。歌舞伎ファンにとっても初心者にとってもうれしい特典が満載の「JCB おとな塾」。ここでしか味わえない醍醐味を、ぜひ体験していただきたい。



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